2020年1月12日(日)~3月22日(日) 首里城火災における甚大な被害につきまして、心よりお見舞い申し上げます 1936年に開館した日本民藝館では、沖縄に関する企画展を、1938年の「琉球染織展(びん型・縞と絣)」を皮切りに現在まで継続して行っており、今展を含め23回の展覧会を開催してまいりました。同一分野の展覧会とすれば突出した回数ではありますが、これは沖縄の工芸が当館にとって最も重要なテーマであることにくわえて、その美質が柳宗悦の思想を十分に代弁していることの証だといえるでしょう。このように日本民藝館にとって沖縄は特別な土地なのです。しかしながら、先日の首里城の痛ましい火災によって、多くの文化財が焼失してしまいました。つきましては、1階第1室に募金箱を設置し、皆様の芳志を「『首里城再建』支援のための県民募金」に寄附させていただくこととしました(「祈りの造形 沖縄の厨子甕を中心に」会期中に限定)。ご賛同を賜りますよう、心からお願い申し上げます。 〔写真〕首里城南殿 坂本万七撮影 1940年