日本民藝館

展示

年間予定 2024–2025年 

展示替のため休館(2024/3/21–3/29)

古染付と中国工芸

2024年3月30日(土)―6月2日(日)

明時代末期の中国・景徳鎮民窯で、日本への輸出品として作られた古染付。茶人に好まれ珍重された古染付の器形は様々で、驚くほど軽妙な絵付が施されています。柳宗悦はこれらの器を「真に染付としての生命が甦っている」と、賛美しました。本展は、当館が所蔵する古染付を一挙に公開すると共に、中国の長い歴史の中で生まれた力強い工芸の数々をご覧いただくものです。

染付蓮池釣人図鉢
景徳鎮民窯(古染付)
明時代 17世紀 4.0×19.4×18.3cm

展示替のため休館(6/3–6/14)

朝鮮民族美術館設立100年記念
柳宗悦と朝鮮民族美術館

2024年6月15日(土)―8月25日(日)

朝鮮時代の工芸の美をいち早く見出し、京城(現在のソウル)に朝鮮民族美術館を設立した浅川伯教・巧兄弟と柳宗悦。本年は、創設から100年の節目に当ります。本展ではその足跡をたどり、当時集められた品々を中心に、設立募金関連資料や開催された展覧会の資料を交えて展示し、世界で初めての朝鮮工芸の専門美術館・朝鮮民族美術館の意義を、改めて検証します。

染付鉄砂葡萄栗鼠文壺
朝鮮時代 17~18世紀 34.9×28.5cm
〔朝鮮民族美術館旧蔵〕

展示替のため休館(8/26–9/4)

生誕130年
芹沢銈介の世界

2024年9月5日(木)―11月20日(水)

自由な色彩感覚と模様を生む天賦の才に恵まれた染色家・芹沢銈介(1895-1984)。身辺の品々などを日々スケッチしていた芹沢の日常への眼差しに裏打ちされた多彩な作品は観る者の心を躍らせます。また、「本当の美しさがわかっている」と柳宗悦が評した芹沢の蒐集にも注目。来年生誕130年を迎える芹沢の手と眼の世界を堪能ください。

伊曽保物語屏風(部分)
芹沢銈介 紬・型染 1932年

展示替のため休館(11/21–12/6)

2024年度日本民藝館展 —新作工藝公募展—

2024年12月7日(土)―12月22日(日)

手仕事による伝統的な工芸品を中心に、日本各地の新作工芸品の数々を展示・頒布する、恒例の新作工芸公募展です。(出品作:陶磁・織物・染物・木工・漆工・金工・竹工・藁及草工・硝子工・紙・他)

2023年度日本民藝館展
ポスター

展示替・年末年始のため休館(12/23–1/11)

仏教美学 柳宗悦の見届けたもの

2025年1月12日(日)―3月20日(木・祝)

1949年に主著作『美の法門』を上梓した柳宗悦。仏教美学の更なる探求と強固な構築を目指した柳は、1961年5月に歿するまで、その樹立を願い留まることはありませんでした。本展では仏教美学に関わる資料展示と、柳が1955年10月に行った「東洋思想講座 第五回」の映像(音源を基に制作)を初上映し、柳が直観で見届けた具体的な作物の提示と共に、悲願とした「仏教美学」を顕彰します。

无有好醜 柳宗悦
紙本墨書 1950年代 35.4×35.5cm

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