日本民藝館

展示

年間予定 2025–2026年 

展示替のため休館(2025/3/21–3/29)

民藝 無作為の美 ―深澤直人が心を打たれたものたち

2025年3月30日(日)―6月1日(日)

自然の中から生まれ出た作為なき民藝の美に、なぜ人は心を打たれるのでしょう。プロダクトデザイナーで当館館長である深澤直人が、館蔵コレクションの中から自身が感動し刺激を受けた生活道具を選び、「温もり」や「親しさ」「愛らしさ」といった民藝美の魅力に光を当てます。生活美の結晶である民藝の存在が、未来に向けた「ものづくり」や「生きる方向」を確かめるための、大事な試金石となることでしょう。

白薩摩角深鉢
苗代川 江戸時代 19世紀 
10.5×21.5cm

展示替のため休館(2025/6/2–6/3)

所蔵作品一挙公開
棟方志功展Ⅰ 言葉のちから

2025年6月14日(土)―7月27日(日)

棟方板画大規模公開の特別展・第1章。言葉に強い感心を示した棟方志功は、詩人たちの詩歌や物語から着想したイメージを板に刻み、独自の世界を形成していきました。メッセージ性の強いこれらの作品を一挙に公開し、棟方の言葉に対する姿勢を探ります。

大和し美し版画巻 倭建命の柵
棟方志功 1936年 26.4×36.5cm

展示替のため休館(2025/7/28–8/1)

所蔵作品一挙公開
棟方志功展Ⅱ 敬愛のしるし

2025年8月2日(土)―9月15日(月・祝)

棟方板画大規模公開の特別展・第2章。棟方志功は師と仰ぐ人物や協力者への畏敬の念を、数々の作品に表しています。また、板そのものへの想いから「板画」と称することとした1942 年以降の作品を交え、万物への感謝を示した棟方の人物像に迫ります。

鐘渓頌
6曲半双のうち第3扇部分
右から若栗の柵、雷紋の柵
棟方志功 紙本墨摺裏彩色 1945年

展示替のため休館(2025/9/16–9/20)

所蔵作品一挙公開
棟方志功展Ⅲ 神仏のかたち 

2025年9月21日(日)―11月5日(水)

棟方板画大規模公開の特別展・最終章。棟方志功は幼少期から仏の存在を身近に感じていたといいます。柳宗悦らの教示により宗教への理解を深め、特に仏教を主題とした作品を次々と発表していきました。棟方の真骨頂とも言える、神仏の造形をご堪能ください。

観音経曼荼羅
全 35柵のうち 本身の柵
棟方志功 紙本墨摺裏彩色 1938年 41.5.0×50.5㎝

展示替のため休館(2025/11/6–11/21)

2025年度日本民藝館展 —新作工藝公募展—

2025年11月22日(土)―12月17日(水)

手仕事による伝統的な工芸品を中心に、日本各地の新作工芸品の数々を展示・頒布する、恒例の新作工芸公募展です。(出品作:陶磁・織物・染物・木工・漆工・金工・竹工・藁及草工・硝子工・紙・他)

2024年度日本民藝館展
ポスター

展示替・年末年始のため休館(2025/12/18–2026/1/5)

抽象美と柳宗悦

2026年1月6日(火)―3月10日(火)

柳宗悦の晩年にあたる1950年代は、国立近代美術館で「抽象と幻想」展が開催されるなど、日本の美術界で抽象美術が大きな注目を集めました。そのような中、柳は雑誌『心』に「抽象美について」(1957年)を寄稿します。「古くして新しい抽象美」について述べたこの一文は、『民藝』第63号での抽象紋特集(1958年3月)に発展し、多くの図版を伴って特集されました。本展では、特集に掲載された「抽象紋」の工芸を軸に構成し、柳が見た「抽象美」とは何かを探ります。

ブランケット
〔『民藝』第63号「抽象紋特集」掲載〕
北アメリカ先住民 ナバホ族
19世紀後半 99.8×60.7cm

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