特別展 棟方志功と東北の民藝 2021年10月1日(金)–11月23日(火・祝) 東日本大震災により、それまでの平穏な営みが奪われてから10年が経ちました。本展では、青森に生まれた版画家の棟方志功が東北の地に幸あれと願い制作した「東北経鬼門譜」(1937年)や、郷里への想いを込めた「善知鳥版画巻」(1938年)を紹介。併せて、柳宗悦らが1920年代後半から40年代の初めにかけて東北各地で蒐集した、陶器、蓑や背中当などの編組品、刺子の仕事着、樺細工、漆工品といった丹念な手技による品々を展示して、東北の地は民藝の宝庫であり豊かな文化的創造力を育む土地であることを、改めて紹介したいと思います。 併設展示 関連企画 開館日カレンダー 展覧会案内PDFダウンロード 主な展示品 漆絵鶴丸文椀 浄法寺 江戸時代 18世紀 9.1×13.8cm 板画「雪しんしんの柵」棟方志功 1958年 41.0×32.0cm 蔵戸錠前秋田県大館 1934年頃 41.0×37.5㎝ 倭画「岩木山」(部分) 棟方志功 1950年代 こぎん衣裳(部分) 青森県津軽地方 19世紀後半 板画「不来方板画柵 雨ニモ負ケズの柵」(部分)棟方志功 1952年 特別対談 日本民藝館主催 特別対談「棟方志功 東北を想う」 [本対談はオンライン開催です] 「誰しも故郷は懐かしいものであろうが、棟方志功ほど故郷を思い、描き続けた作家も少ないのではないだろうか」 (石井頼子『もっと知りたい棟方志功』より) 青森で生まれ、21歳で上京するまでこの地で過ごした版画家・棟方志功。 その豊かな自然風土から美の滋養を汲み取り、生命感にあふれる作品の数々を世に送りました。青森は、「世界の棟方」を形成した土地と言えましょう。そんな棟方の東北への思いを、日本民藝館学芸部長の杉山が聞き役となり、棟方志功研究家の石井頼子氏にお話いただきます。 講師 石井頼子(棟方志功研究家) 聞き役 杉山享司(日本民藝館学芸部長) 日時 2021年10月30日(土)18:30-20:00 開催方法 Zoomウェビナーにてライブ配信(オンラインのみ)※1週間限定アーカイヴ配信を予定しています Peatixのイベントページ(https://nihonmingeikan20211030.peatix.com/)「チケットを申し込む」よりお申込ください。 参加費 1,200円 定員 100名 問合先 日本民藝館 〒153-0041 東京都目黒区駒場4丁目3番33号 TEL 03-3467-4527(10:00~17:00) 展覧会情報 開館時間・休館日 10:00–17:00(最終入館は16:30まで) 毎週月曜日休館 開館日カレンダー 入館料 一般 大高生 中小生 1,200円(1,000円) 700円(600円) 200円(150円) 展示室 本館大展示室 他 次回開催 2021年度日本民藝館展 —新作工藝公募展— 2021年12月11日(土)–24日(金) 展示詳細