本館1階
第1室植物文様の焼物
本室で展示するのは、主に桃山時代から江戸時代にかけて諸窯で作られた皿や壺、甕など、絵付が施されている器の数々です。今回は特に植物文様が描かれたものに注目します。時に大らかに、時に品のある絵付は、見る者や使う者の心を魅了して止みません。
第2室B・リーチ、濱田庄司、富本憲吉
※展示期間:2月1日–3月20日(1月31日まで閉室)
近代陶芸の巨匠、バーナード・リーチ(1887-1979)、濱田庄司(1894-1978)、富本憲吉(1886-1963)。鈴木繁男は柳宗悦を介して彼らとも親交がありました。鈴木自身にも大きく影響を及ぼした三人の、陶磁作品を展示します。
第3室柚木沙弥郎の仕事
染色家・柚木沙弥郎(1922- )は、鈴木繁男から柳の思想や民藝美について教わり、直観の訓練を受けるなど鈴木から多大な影響を受けた1人です。本室では館蔵品から、鮮やかな赤を中心に彩り豊かな飾布や帯地など、生命力あふれる柚木作品を紹介します。
本館2階
第1室朝鮮の石工と白磁
石材が豊富であった朝鮮半島では、古くから石工品が盛んに生産されました。火鉢や薬煎、硯、そして水滴などの小品に至るまで、朝鮮石工特有の形状美を見出すことが出来ます。併せて朝鮮時代に作られた壺や瓶など、当館が誇る白磁の優品を展示します。
第2室民藝運動の作家たち
本室では鈴木繁男と親しく交流し、同時代に制作に励んだ陶芸家・武内晴二郎(1921-1979)を中心に、陶芸家・舩木道忠(1900-1963)・研兒(1927-2015)親子や金城次郎(1912-2004)ら民藝運動第2世代の作品を紹介します。
第3室室町~江戸時代の絵画
中世から近世前半は、庶民を鑑賞者とする宗教画、室町時代の短編物語・お伽草子の絵巻や絵入本、街道を旅する人たちが購入した大津絵など、素朴さが際立った表現が展開した時代でもあります。この展示室ではその中から、武家にまつわる絵画を選んで展示します。
第4室絵馬と神祭具
祈願や報謝のために社寺に奉納する板絵馬。扁額と呼ばれる大型の絵馬に対し、小絵馬には疾病の治癒や安産の祈願など、奉納する人々の願いが具体的な図像で表されているのが特徴です。神前に供える各種の工芸品を交えて、祈願小絵馬を中心に展示します。
西館(旧柳宗悦邸)※西館公開日のみご覧いただけます。
2階柳宗悦記念室
日本を代表する思想家で、日本民藝館の創設者である柳宗悦(1889–1961)。この「柳宗悦記念室」では宗悦の身辺の品や、アルバム写真、自筆原稿、出版物などの資料を展示して、その生涯を顕彰します。
1階柳兼子記念室
女性声楽家として活躍し、また夫・宗悦の仕事を物心両面にわたり支えた柳兼子(1892–1984)。かつて音楽室として使われていたこの記念室で、その生涯を顕彰します。併せて、柳宗悦の生涯や当館の歴史を紹介する「日本民藝館物語」を上映します。
開館日カレンダー
本館1階
第1室日本民藝館展 準入選作展示室
特別展「2023年度 日本民藝館展—新作工藝公募展—」において、準入選作に選ばれた各種の新作工芸品を、展示即売致します。
第2室日本民藝館展 準入選作展示室
特別展「2023年度 日本民藝館展—新作工藝公募展—」において、準入選作に選ばれた各種の新作工芸品を、展示即売致します。
第3室彫文様の焼物
焼成前の器表に文様や文字を彫る焼物の装飾技法には、筆による絵付とはまた違った魅力が見出せます。彫りによって曲線や直線、動植物文が刻まれた壺や甕、連続した削り目を施す飛び鉋の碗ほか、丹波・瀬戸・沖縄などで作られた彫文様を持つ焼物を展示します。
本館2階
第1室朝鮮時代の祭器
朝鮮時代には、先祖崇拝のための儒教的な祭祀(チェサ)が広く浸透しました。祭床を設けて香を焚き、祖先に拝するもので、食物や酒などの供物を整えるため、陶磁器や木製、真鍮製の器が使用されました。祭器を中心に、冠婚葬祭などの儀礼習俗にまつわる工芸を紹介します。
第2室民藝運動の作家たち
―スリップウェアと洋食器
優れた古陶磁を範に新作工芸の創造が目指された民藝運動の作家たちに、化粧土で流し描く英国のスリップウェアは大きな影響を与えています。新たに生み出された日本のスリップウェアのほか、紅茶碗や水注など、欧州の伝統に基いた形状の食器を中心に展示します。
西館(旧柳宗悦邸)※西館公開日のみご覧いただけます。
2階柳宗悦記念室
日本を代表する思想家で、日本民藝館の創設者である柳宗悦(1889–1961)。この「柳宗悦記念室」では宗悦の身辺の品や、アルバム写真、自筆原稿、出版物などの資料を展示して、その生涯を顕彰します。
1階柳兼子記念室
女性声楽家として活躍し、また夫・宗悦の仕事を物心両面にわたり支えた柳兼子(1892–1984)。かつて音楽室として使われていたこの記念室で、その生涯を顕彰します。併せて、柳宗悦の生涯や当館の歴史を紹介する「日本民藝館物語」を上映します。
開館日カレンダー
本館1階
第1室日本民藝館展 準入選作展示室
特別展「2022年度 日本民藝館展—新作工藝公募展—」において、準入選作に選ばれた各種の新作工芸品を、展示即売致します。
第2室日本民藝館展 準入選作展示室
特別展「2022年度 日本民藝館展—新作工藝公募展—」において、準入選作に選ばれた各種の新作工芸品を、展示即売致します。
第3室流し掛けとイッチン描き
釉薬や化粧土を、柄杓などで流しながら掛ける流し掛けと、口の付いた竹筒などで流しながら盛り上げて文様を描くイッチン描き。共に釉や化粧土が流れ落ちるという自然の力を活かした、日本の民窯の代表的な加飾法です。これらの技法による焼物を特集します。
本館2階
第1室朝鮮時代の諸工芸
本室では、朝鮮時代後期に作られた木漆工品や石工品、金工品、編組品、そして民画などの優品を紹介します。民衆の日常品に表れた独自の造形感覚や美意識、そして材料の性質を活かした伸びやかでおおらかな仕事ぶりをご覧ください。
第2室濱田庄司
近代陶芸の巨匠・濱田庄司(1894-1978)は、英国や朝鮮、中国、沖縄など、各地で生活に即した工芸品を眼にし、それらに宿る健やかな美の要素を吸収して自らの作陶に活かしていきました。半世紀以上に及ぶ濱田庄司の仕事を展示紹介します。
第3室漢と六朝(りくちょう)の文字
柳宗悦が蒐(あつ)めた拓本による中国の文字は、漢と六朝時代のものに限定されています。その美しさは、もともと工芸的な性質を有した文字が、石に刻まれ、自然の風雨によって字体に変化が加わり、さらに刷られる、といった拓本が持つ四度の輪廻(りんね)を経て生まれました。
第4室ビーズの装い
約10万年前に誕生したビーズは、ガラスや貝、石、動物の骨や歯など多様な素材で作られ、魔除けや装飾など用途もさまざまです。本室では、当館蔵品の中から、ビーズがあしらわれた衣装やアイヌ民族のタマサイを中心に、さまざまな装身具とあわせ紹介します。
西館(旧柳宗悦邸)※西館公開日のみご覧いただけます。
2階柳宗悦記念室
日本を代表する思想家で、日本民藝館の創設者である柳宗悦(1889–1961)。この「柳宗悦記念室」では宗悦の身辺の品や、アルバム写真、自筆原稿、出版物などの資料を展示して、その生涯を顕彰します。
1階柳兼子記念室
女性声楽家として活躍し、また夫・宗悦の仕事を物心両面にわたり支えた柳兼子(1892–1984)。かつて音楽室として使われていたこの記念室で、その生涯を顕彰します。
開館日カレンダー