日本民藝館

展示

併設展

本館1階

玄関回廊・特別展民藝 無作為の美 
―深澤直人が心を打たれたものたち

第1室西洋の陶器

日本で人気を博すスリップウェアなどの英国古陶、イスラムの影響が顕著なラスター彩などのスペイン陶器、ライン炻器として知られるドイツの水注類、生き生きとした絵付けが目を引くオランダの焼物など、日本民藝館が所蔵する西洋の陶器をご紹介します。

第2室西洋の金工

2022年秋に受贈した村田コレクションには西洋の金工品が多数含まれています。鍛冶職人による暖炉周辺の道具、ナイフや鋏など身辺の品々、皿や注器類が魅力的なピューター製の器物、豊富な意匠を誇る鍵と錠など、西洋で生まれた金工の優品をご覧下さい。

第3室台湾原住民族の工芸

戦争が激化する1943年、柳宗悦は1か月かけて台湾の工芸調査を行いました。それぞれの民族文化や生活形態によって異なる豊かな品々に感嘆した柳は、それらを産み出した人々にも深い敬意を表します。本室では染織を中心に装身具、籠などを併せ紹介します。

本館2階

第1室朝鮮白磁の染付・辰砂

朝鮮時代の白磁の器物に表れた、染付や辰砂による種類豊富な文様の絵付。その鮮やかな線と色彩は、今なお驚きや感動を与えてくれます。柳宗悦が朝鮮工芸の魅力に開眼するきっかけとなった「染付秋草文面取壺」を始め、清らかな絵付の数々を紹介します。

第2室舩木道忠・研兒

島根県・布志名舩木窯の4代目・舩木道忠(1900-1963)と5代目・研兒(1927-2015)親子は、民藝運動の先導者たちとの交流の中で独自の作風を築きました。最大の特徴である黄釉が施された壺や鉢など、生気溢れる焼物を展示紹介します。

第3室仏教説話画と物語絵

浦島伝説が絵画化されたお伽草子絵巻「うらしま」をはじめ、さまざまな物語が題材となった絵巻や絵本、仏教における説話や地獄の様相を人々に絵解きするために描かれた絵図など、素朴で大らかな画風を持った中近世の絵画を特集展示します。

第4室漆絵の盆

給仕の際に料理などを載せて使用する盆は、桃山から江戸時代にかけて広く日本に普及したと言われています。顔料を漆で溶いた色漆を使って文様が描かれた漆絵の盆を中心に、折敷、足付盆、高坏(腰高盆)、膳など、お盆のさまざまを紹介します。

西館(旧柳宗悦邸)※西館公開日のみご覧いただけます。

2階柳宗悦記念室

日本を代表する思想家で、日本民藝館の創設者である柳宗悦(1889–1961)。この「柳宗悦記念室」では宗悦の身辺の品や、アルバム写真、自筆原稿、出版物などの資料を展示して、その生涯を顕彰します。

1階柳兼子記念室

女性声楽家として活躍し、また夫・宗悦の仕事を物心両面にわたり支えた柳兼子(1892–1984)。かつて音楽室として使われていたこの記念室で、その生涯を顕彰します。

併設展

2025年1月12日(日)―3月20日(木・祝)

特別展:仏教美学 柳宗悦が見届けたもの

本館1階

玄関回廊・特別展仏教美学 柳宗悦が見届けたもの

第1室・併設展民藝運動の作家たち 濱田庄司

近代陶芸の巨匠・濱田庄司(1894-1978)は「私の仕事は、京都で道を見つけ、英国で始まり、沖縄で学び、益子で育った」と述懐しています。各地で眼にした、生活に即する工芸品の健やかな美を仕事の糧としたのでした。濱田作品約50点を展示します。

第2室・併設展民藝運動の作家たち
バーナード・リーチと欧米の工芸家

※展示期間:
2月4日–3月20日(2月3日まで閉室)

日本人に良く知られるイギリスの陶芸家バーナード・リーチ(1887-1979)は、欧米の陶芸家たちにも大きな影響を与えています。リーチの陶磁器を中心に、マイケル・カーデューなどの欧米作家の作品を紹介します。

 

第3室・併設展民藝運動の作家たち 染と織

本室では、芹沢銈介(1895-1984)や芹沢に師事した岡村吉右衛門らによる型染の仕事、柳悦孝・悦博や外村吉之介の織物、及川全三のホームスパン、天然藍による絞り染の第一人者・片野元彦など、民藝運動の中で活躍した染織家の作品を紹介します。

本館2階

第1室・特集展示1仏教美学関連資料

本室では仏教美学に関わる柳宗悦の著作やそこに掲載された作物、併せて原稿、揮毫した書などの資料を展示します。仏教美学四部作と呼ばれる『美の法門』『無有好醜の願』『美の浄土』『法と美』を始め、柳が心を込めて造本した著作の美しさもお確かめ下さい。

第2室・併設展民藝運動の作家たち 河井寬次郎

民藝運動の中心人物である陶芸家の河井寛次郎(1890-1966)。色彩豊かに釉薬が使いこなされた河井の作品は、独自の文様と相俟って無類のものとなっています。筒描の技法で文様や詞が施された陶板を中心に展示し、河井の世界をご堪能頂きます。

第3室・特集展示2弥陀の造形

仏教美学の樹立を目指した柳宗悦は、浄土門への洞察をさらに深め、それにともなって阿弥陀仏を主題とする絵画や名号などの蒐集も積極的におこなっていきました。本室では柳が日本民藝館に収蔵した、弥陀の造形をご紹介します。

第4室・併設展民藝運動の作家たち 絵画と書物

民藝運動に参画した工芸作家のリーチや芹沢は、当初は画家を志していました。陶芸家の富本憲吉も幼少期から絵画を学び、版画家の棟方志功も当初は油彩画家を目指しています。彼等の素描や版画作品と、作家たちの版画や型染による書物などを合わせて展示します。

西館(旧柳宗悦邸)※西館公開日のみご覧いただけます。

2階柳宗悦記念室

日本を代表する思想家で、日本民藝館の創設者である柳宗悦(1889–1961)。この「柳宗悦記念室」では宗悦の身辺の品や、アルバム写真、自筆原稿、出版物などの資料を展示して、その生涯を顕彰します。

1階柳兼子記念室

女性声楽家として活躍し、また夫・宗悦の仕事を物心両面にわたり支えた柳兼子(1892–1984)。かつて音楽室として使われていたこの記念室で、その生涯を顕彰します。

併設展

2024年12月7日(土)-12月22日(日)

特別展:2024年度 日本民藝館―新作工藝公募展―

本館1階

第1室日本民藝館展 準入選作展示室

特別展「2024年度 日本民藝館展—新作工藝公募展—」において、準入選作に選ばれた各種の新作工芸品を、展示即売致します。

第2室日本民藝館展 準入選作展示室

特別展「2024年度 日本民藝館展—新作工藝公募展—」において、準入選作に選ばれた各種の新作工芸品を、展示即売致します。

第3室自然釉と窯変

窯変とは、窯の燃料である薪の灰と炎が作用して、器肌に生じた予期しない変化のこと。当館が数多く所蔵する近世の丹波焼には、窯変による豊かな発色が見られます。無釉の製品に灰が降り掛かって自然釉となった焼物とともに、窯変の古陶を紹介します。

本館2階

第1室朝鮮工芸の意匠
―動物文様を中心に

朝鮮時代の工芸や絵画には、現代の私たちにも親しみ深い動物や崇拝の対象とされる霊獣までもが多彩に描かれています。繊細で詩的な表現から、大胆でユーモラスなものまで、生き生きとした姿が私たちを魅了します。

第2室東北の工芸

柳宗悦は、東北地方が気候や交通の便に恵まれなかった地域であるがゆえに風習がよく保たれ、郷土固有の品が多かったのだと述べています。東北で作り用いられた、伝統が息づく品々を陶器・漆工・金工など多分野にわたって展示紹介します。

第3室日本の染織

当館には、江戸時代から昭和初期まで日本各地で作られ、民間で使われた着物や布が多く収蔵されています。本展示では、筒状の袋に入れた防染糊を絞り出しながら線を引く「筒描」という染色技法で、琵琶湖周辺の名所・近江八景を描いた「近江八景文様芝居幕屏風」を中心に、日本の染織を紹介します。

第4室欧米の木工

日本民藝館の木工コレクションは、国や時代を限定せず、健やかな造形美を持っていることを基準として蒐集されています。受贈から2年を迎えた村田コレクションの椅子などの佳品を交えて、ヨーロッパ・アメリカで生まれた木工品を展示します。

西館(旧柳宗悦邸)※西館公開日のみご覧いただけます。

2階柳宗悦記念室

日本を代表する思想家で、日本民藝館の創設者である柳宗悦(1889–1961)。この「柳宗悦記念室」では宗悦の身辺の品や、アルバム写真、自筆原稿、出版物などの資料を展示して、その生涯を顕彰します。

1階柳兼子記念室

女性声楽家として活躍し、また夫・宗悦の仕事を物心両面にわたり支えた柳兼子(1892–1984)。かつて音楽室として使われていたこの記念室で、その生涯を顕彰します。

併設展

2024年9月5日(木)―11月20日(水)

特別展:生誕130年 芹沢銈介の世界

本館1階

玄関回廊・特別展生誕130年 芹沢銈介の世界

第1室自然釉と窯変

窯変とは、窯の燃料である薪の灰と炎が作用して、器肌に生じた予期しない変化のこと。当館が数多く所蔵する近世の丹波焼には、窯変による豊かな発色が見られます。無釉の製品に灰が降り掛かって自然釉となった焼物とともに、窯変の古陶を紹介します。

第2室欧米の木工

日本民藝館の木工コレクションは、国や時代を限定せず、健やかな造形美を持っていることを基準として蒐集されています。受贈から2年を迎えた村田コレクションの椅子などの佳品を交えて、ヨーロッパ・アメリカで生まれた木工品を展示します。

第3室芸能衣装

日本の伝統芸能では、室町時代に成立した能楽がよく知られていますが、そのほか生活の中で行なわれる祭礼や行事においても、さまざまな歌舞芸能が伝わりました。このたびの展示では、演能に使用された能装束や、各地の芸能で着用された衣装を中心に展示します。

本館2階

第1室朝鮮工芸の意匠
―動物文様を中心に

朝鮮時代の工芸や絵画には、現代の私たちにも親しみ深い動物や崇拝の対象とされる霊獣までもが多彩に描かれています。繊細で詩的な表現から、大胆でユーモラスなものまで、生き生きとした姿が私たちを魅了します。

第2室東北の工芸

柳宗悦は、東北地方が気候や交通の便に恵まれなかった地域であるがゆえに風習がよく保たれ、郷土固有の品が多かったのだと述べています。東北で作り用いられた、伝統が息づく品々を陶器・漆工・金工など多分野にわたって展示紹介します。

第3室・特集展示芹沢の眼

柳宗悦が「本当の美しさが分かっている」と評した芹沢銈介の審美眼。芹沢は自由な眼で世界中のあらゆる分野の工芸品を蒐集しました。本室では「もうひとつの創造」と自ら呼んだ蒐集品に注目をし、静岡市立芹沢銈介美術館蔵品も併せ、芹沢の眼を紹介します。

第4室・特集展示芹沢の眼

西館(旧柳宗悦邸)※西館公開日のみご覧いただけます。

2階柳宗悦記念室

日本を代表する思想家で、日本民藝館の創設者である柳宗悦(1889–1961)。この「柳宗悦記念室」では宗悦の身辺の品や、アルバム写真、自筆原稿、出版物などの資料を展示して、その生涯を顕彰します。

1階柳兼子記念室

女性声楽家として活躍し、また夫・宗悦の仕事を物心両面にわたり支えた柳兼子(1892–1984)。かつて音楽室として使われていたこの記念室で、その生涯を顕彰します。

併設展

本館1階

玄関回廊・特別展浅川伯教採集陶片

第1室九州の焼物

文禄・慶長の役によって多くの朝鮮陶工が連れて来られ、彼の地で伝承された様々な技法が九州各地の窯場で試みられました。彼らの影響により九州の焼物は独自の発展を見せ、唐津焼、伊万里焼、薩摩焼など、工芸の精華として今日に伝わっています。

第2室硝子工

色鮮やかな色替唐草文六角三段重や仏具である宝珠型容器などの和硝子と、欧米各国で生まれた硝子工芸を一堂に展観。さらに2022年に受贈した村田コレクションから、レーマ―杯や硝子絵などの優品も併せて紹介します。涼感をさそう多種多彩な器物をご覧下さい。

第3室日本の染物

本室では、布を縫う、畳む、折るなどして防染し染める絞染、型紙を用いて文様を染める型染、筒に防染糊を入れ自由に文様を描いて染める筒描など、様々な技法が使われた日本の染物を紹介します。また、日本国外でも人気の高い型紙も併せご覧ください。

本館2階

第1室・特別展浅川伯教採集陶片

第2室今も続く朝鮮の工藝

柳や陶芸家の河井寬次郎、濱田庄司らは、1936年、37年に朝鮮半島にて当時の工芸調査・蒐集を精力的に行い、終戦の2年後、1947年に柳は『今も続く朝鮮の工藝』として私版本を出版します。本室では、当館蔵品から本書で紹介されている作品を中心に関連の品を紹介します。

第3室朝鮮時代の工芸 ―絵画と石工

当館では朝鮮時代(1392~1897)中後期に描かれた蓮華図・文字図(文字絵)・山水図・文房図などの絵画をおよそ200点収蔵しています。朝鮮絵画の優品に併せて、石仏や香炉など朝鮮の石工品が持つ独特な造形美にも着目し展示します。

第4室朝鮮時代の工芸 ―金工と木工

朝鮮時代には、金工や木工の分野でも数多の優れた工芸品が生み出されました。中でも木製漆塗の箱類には華麗な意匠の金具が施されており、見事に調和しています。そうした箱類を中心に、朝鮮時代の人々の暮らしを彩った金工品と木工品を紹介します。

2階柳宗悦記念室

日本を代表する思想家で、日本民藝館の創設者である柳宗悦(1889–1961)。この「柳宗悦記念室」では宗悦の身辺の品や、アルバム写真、自筆原稿、出版物などの資料を展示して、その生涯を顕彰します。

1階柳兼子記念室

女性声楽家として活躍し、また夫・宗悦の仕事を物心両面にわたり支えた柳兼子(1892–1984)。かつて音楽室として使われていたこの記念室で、その生涯を顕彰します。

併設展

2024年3月30日(土)―6月2日(日)

特別展:古染付と中国工芸

本館1階

玄関回廊中国の工芸

第1室英国の古陶 スリップウェア

民藝運動の担い手や作り手に大きな影響を及ぼした英国の古陶スリップウェア。主にパイ皿として無名の陶工によって作られました。
本展示室では柳宗悦蒐集品と、旧村田コレクションなどの新収蔵品を併せ、スリップウェアを中心に英国古陶の魅力を紹介します。

第2室北陸の手仕事

工芸が盛んな地域として知られる北陸地方。柳宗悦の『手仕事の日本』(1948年)でも、石川県の陶磁や漆器、富山県の金工、福井県の紙漉、新潟県の織物をはじめ、各地域のさまざまな工芸品が取り上げられています。北陸地方で育まれた豊かな手仕事を紹介します。

第3室追悼 柚木沙弥郎

柳宗悦の思想と芹沢銈介の作品に出会い染色の道に進んだ染色家・柚木沙弥郎は、幅広い世代の心を捉え、衰えることのない創作意欲で人々に生きる喜びを与える作品を生み出し続けてきました。本室では、2024年1月31日に101歳で逝去した柚木を悼み、代表作を中心に特集展示をします。

本館2階

第1室螺鈿・華角工芸と朝鮮陶磁

貝殻を埋め込んで文様とする螺鈿と、透明な牛角製の板に裏側から彩色する華角は、朝鮮時代(1392-1910)を代表する装飾技法です。華やかな文様表現が展開された螺鈿と華角による工芸を、館蔵の朝鮮陶磁とともに紹介します。

第2室河井寬次郎と棟方志功

版画家・棟方志功(1903―1975)は作陶家・河井寛次郎(1890-1966)からの導きと励ましを作品に昇華させました。河井を讃えた「鐘渓頌(しょうけいしょう)」、詞と挿画の共作である「火の願ひ」等、互いに響き合う二人の作品を展示します。

第3室墨の表現

筆を使って線や面を描き、墨の濃淡も使い分けて表現される水墨画。木版による仏教系の版画では、長年の使用による版面の摩耗から図様が乱れた「乱版(みだればん)」が貴重視されることもあります。墨によるさまざまな表現に注目します。

第4室日本の磁器

当館は伊万里焼を中心に、瀬戸や鹿児島県の平佐で作られた磁器を約1,000点所蔵、その多くは花鳥や山水、幾何文などが施された染付の器です。本室では伊万里で生産された古九谷様式を含む色絵も交え、そば猪口や皿、瓶ほかの優品を展示します。

西館(旧柳宗悦邸)※西館公開日のみご覧いただけます。

2階柳宗悦記念室

日本を代表する思想家で、日本民藝館の創設者である柳宗悦(1889–1961)。この「柳宗悦記念室」では宗悦の身辺の品や、アルバム写真、自筆原稿、出版物などの資料を展示して、その生涯を顕彰します。

1階柳兼子記念室

女性声楽家として活躍し、また夫・宗悦の仕事を物心両面にわたり支えた柳兼子(1892–1984)。かつて音楽室として使われていたこの記念室で、その生涯を顕彰します。併せて、柳宗悦の生涯や当館の歴史を紹介する「日本民藝館物語」を上映します。

併設展

2024年1月14日(日)―3月20日(水・祝)

特別展:柳宗悦唯一の内弟子 鈴木繁男展 ―手と眼の創作

本館1階

玄関日本の漆工

第1室植物文様の焼物

本室で展示するのは、主に桃山時代から江戸時代にかけて諸窯で作られた皿や壺、甕など、絵付が施されている器の数々です。今回は特に植物文様が描かれたものに注目します。時に大らかに、時に品のある絵付は、見る者や使う者の心を魅了して止みません。

第2室B・リーチ、濱田庄司、富本憲吉

※展示期間:2月1日–3月20日(1月31日まで閉室)

近代陶芸の巨匠、バーナード・リーチ(1887-1979)、濱田庄司(1894-1978)、富本憲吉(1886-1963)。鈴木繁男は柳宗悦を介して彼らとも親交がありました。鈴木自身にも大きく影響を及ぼした三人の、陶磁作品を展示します。

第3室柚木沙弥郎の仕事

染色家・柚木沙弥郎(1922- )は、鈴木繁男から柳の思想や民藝美について教わり、直観の訓練を受けるなど鈴木から多大な影響を受けた1人です。本室では館蔵品から、鮮やかな赤を中心に彩り豊かな飾布や帯地など、生命力あふれる柚木作品を紹介します。

本館2階

第1室朝鮮の石工と白磁

石材が豊富であった朝鮮半島では、古くから石工品が盛んに生産されました。火鉢や薬煎、硯、そして水滴などの小品に至るまで、朝鮮石工特有の形状美を見出すことが出来ます。併せて朝鮮時代に作られた壺や瓶など、当館が誇る白磁の優品を展示します。

第2室民藝運動の作家たち

本室では鈴木繁男と親しく交流し、同時代に制作に励んだ陶芸家・武内晴二郎(1921-1979)を中心に、陶芸家・舩木道忠(1900-1963)・研兒(1927-2015)親子や金城次郎(1912-2004)ら民藝運動第2世代の作品を紹介します。

第3室室町~江戸時代の絵画

中世から近世前半は、庶民を鑑賞者とする宗教画、室町時代の短編物語・お伽草子の絵巻や絵入本、街道を旅する人たちが購入した大津絵など、素朴さが際立った表現が展開した時代でもあります。この展示室ではその中から、武家にまつわる絵画を選んで展示します。

第4室絵馬と神祭具

祈願や報謝のために社寺に奉納する板絵馬。扁額と呼ばれる大型の絵馬に対し、小絵馬には疾病の治癒や安産の祈願など、奉納する人々の願いが具体的な図像で表されているのが特徴です。神前に供える各種の工芸品を交えて、祈願小絵馬を中心に展示します。

西館(旧柳宗悦邸)※西館公開日のみご覧いただけます。

2階柳宗悦記念室

日本を代表する思想家で、日本民藝館の創設者である柳宗悦(1889–1961)。この「柳宗悦記念室」では宗悦の身辺の品や、アルバム写真、自筆原稿、出版物などの資料を展示して、その生涯を顕彰します。

1階柳兼子記念室

女性声楽家として活躍し、また夫・宗悦の仕事を物心両面にわたり支えた柳兼子(1892–1984)。かつて音楽室として使われていたこの記念室で、その生涯を顕彰します。併せて、柳宗悦の生涯や当館の歴史を紹介する「日本民藝館物語」を上映します。

併設展

2023年12月10日(日)-12月24日(日)

特別展:2023年度 日本民藝館―新作工藝公募展―

本館1階

第1室日本民藝館展 準入選作展示室

特別展「2023年度 日本民藝館展—新作工藝公募展—」において、準入選作に選ばれた各種の新作工芸品を、展示即売致します。

第2室日本民藝館展 準入選作展示室

特別展「2023年度 日本民藝館展—新作工藝公募展—」において、準入選作に選ばれた各種の新作工芸品を、展示即売致します。

第3室彫文様の焼物

焼成前の器表に文様や文字を彫る焼物の装飾技法には、筆による絵付とはまた違った魅力が見出せます。彫りによって曲線や直線、動植物文が刻まれた壺や甕、連続した削り目を施す飛び鉋の碗ほか、丹波・瀬戸・沖縄などで作られた彫文様を持つ焼物を展示します。

本館2階

第1室朝鮮時代の祭器

朝鮮時代には、先祖崇拝のための儒教的な祭祀(チェサ)が広く浸透しました。祭床を設けて香を焚き、祖先に拝するもので、食物や酒などの供物を整えるため、陶磁器や木製、真鍮製の器が使用されました。祭器を中心に、冠婚葬祭などの儀礼習俗にまつわる工芸を紹介します。

第2室民藝運動の作家たち
―スリップウェアと洋食器

優れた古陶磁を範に新作工芸の創造が目指された民藝運動の作家たちに、化粧土で流し描く英国のスリップウェアは大きな影響を与えています。新たに生み出された日本のスリップウェアのほか、紅茶碗や水注など、欧州の伝統に基いた形状の食器を中心に展示します。

第3室西洋の椅子と木工

第4室西洋の金工

西館(旧柳宗悦邸)※西館公開日のみご覧いただけます。

2階柳宗悦記念室

日本を代表する思想家で、日本民藝館の創設者である柳宗悦(1889–1961)。この「柳宗悦記念室」では宗悦の身辺の品や、アルバム写真、自筆原稿、出版物などの資料を展示して、その生涯を顕彰します。

1階柳兼子記念室

女性声楽家として活躍し、また夫・宗悦の仕事を物心両面にわたり支えた柳兼子(1892–1984)。かつて音楽室として使われていたこの記念室で、その生涯を顕彰します。併せて、柳宗悦の生涯や当館の歴史を紹介する「日本民藝館物語」を上映します。

併設展

2023年9月14(木)-11月23日(木・祝)

特別展:村田コレクション受贈記念 西洋工芸の美

本館1階

玄関回廊・特別展西洋の陶器

第1室彫文様の焼物

焼成前の器表に文様や文字を彫る焼物の装飾技法には、筆による絵付とはまた違った魅力が見出せます。彫りによって曲線や直線、動植物文が刻まれた壺や甕、連続した削り目を施す飛び鉋の碗ほか、丹波・瀬戸・沖縄などで作られた彫文様を持つ焼物を展示します。

第2室アイヌ工芸

アイヌ独自の文化から生み出された工芸品に対し、当館創設者の柳宗悦は「美しいのみならず、立派でさえあり、神秘でさえあり、その創造の力の容易ならぬものを感じる」と評し、その類まれな造形に驚嘆しました。近年ますます注目を集めるアイヌ工芸の魅力をご覧頂きます。

第3室日本の染織

絞り染や筒描の衣裳、頭からかぶりかけて着用する庄内地方の被衣(かつぎ)といった華やかな染物と、八丈や結城の着物、古布を裂いて緯糸にした裂織や、柳宗悦によってその美しさが見出された丹波布などの織物。本室では、当館が所蔵する日本染織の優品の数々を紹介します。

本館2階

第1室朝鮮時代の祭器

朝鮮時代には、先祖崇拝のための儒教的な祭祀(チェサ)が広く浸透しました。祭床を設けて香を焚き、祖先に拝するもので、食物や酒などの供物を整えるため、陶磁器や木製、真鍮製の器が使用されました。祭器を中心に、冠婚葬祭などの儀礼習俗にまつわる工芸を紹介します。

第2室民藝運動の作家たち
―スリップウェアと洋食器

優れた古陶磁を範に新作工芸の創造が目指された民藝運動の作家たちに、化粧土で流し描く英国のスリップウェアは大きな影響を与えています。新たに生み出された日本のスリップウェアのほか、紅茶碗や水注など、欧州の伝統に基いた形状の食器を中心に展示します。

第3室・特別展西洋の椅子と木工

第4室・特別展西洋の金工

西館(旧柳宗悦邸)※西館公開日のみご覧いただけます。

2階柳宗悦記念室

日本を代表する思想家で、日本民藝館の創設者である柳宗悦(1889–1961)。この「柳宗悦記念室」では宗悦の身辺の品や、アルバム写真、自筆原稿、出版物などの資料を展示して、その生涯を顕彰します。

1階柳兼子記念室

女性声楽家として活躍し、また夫・宗悦の仕事を物心両面にわたり支えた柳兼子(1892–1984)。かつて音楽室として使われていたこの記念室で、その生涯を顕彰します。併せて、柳宗悦の生涯や当館の歴史を紹介する「日本民藝館物語」を上映します。

併設展

2023年6月29日(木)―9月3日(日)

特別展:聖像・仏像・彫像 柳宗悦が見た「彫刻」

本館1階

玄関回廊・特集展示民族の仮面

アフリカの民族が生んだ仮面の数々は、20世紀の美術に多大な影響を与えたことでも知られています。「聖像・仏像・彫像」展の特集展示として、埋葬や農耕儀礼、芸能などで使用された木彫の仮面を中心に、アフリカとアジアのほか各地の仮面を交え特集します。

第1室ガラスと日本の磁器

夏季の日本民藝館では、清爽感あふれる様々な工芸品を展示してきました。そこで本室では、各国で作られたガラス器と、肥前や薩摩で焼かれた染付、色絵など、涼を誘う品々を合せて展示します。なお、昨年受贈した伊万里焼の優品・色絵山水文壺も初公開します。

第2室中国の陶磁器

シルクロードの交易により豊かな文化を築いた中国は、製陶においても多彩な花を咲かせます。柳宗悦は官窯の精美な焼物の陰で、軽視されていた日常の器にも自由で比類ない美を見出しました。明清時代の色絵・染付を始め、北宋の優れた陶磁器などをご覧下さい。

第3室沖縄の染織

顔料と染料をたくみに用いた色鮮やかな紅型は、中国や本土の影響を受けて発達した文様の豊かさも特徴の染物です。また、柳宗悦が「どんな布を見ても、不思議な心の温かさを感じる」と讃えた沖縄の織物と合わせ、沖縄染織の精粋を堪能ください。

本館2階

第1室朝鮮白磁の文様と絵画

朝鮮時代の白磁に施された染付・辰砂・鉄砂による様々な文様と、19世紀に数多く描かれた花鳥図や文字絵などの朝鮮民画。これらは焼物と絵画という違いこそありますが、相通じる生き生きとした表現は、朝鮮工芸の魅力を大いに物語るものといえます。

第2室バーナード・リーチとマイケル・カーデュー

濱田庄司を伴い帰英し、セント・アイヴスの地に開窯したリーチ(1887-1979)に最初に弟子入りしたのがカーデュー(1901-1983)でした。カーデューはリーチを通して民藝運動に参画し、柳や濱田とも交流がありました。本室では2人の作品を中心に紹介します。

第3室生誕120年「棟方志功」小展

日本民藝館のオープニング展(1936年)において、柳宗悦はいち早く棟方志功の版画「華厳譜」を展示し、まだ知られざる才能を広く紹介しました。本室ではその「華厳譜」を始め、代表作である「観音経曼荼羅」「善知鳥版画巻」等を展示し、生誕120年を記念します。

第4室編組工芸

竹や藁、樹皮など自然の素材を編む、組むといった技法が用いられた工芸品は編組(へんそ)品と呼ばれ、世界中で日々の生活に用いられました。軽やかな印象を受ける日本の籠・笊などを軸に、朝鮮半島や欧米など、世界各国で作られた編組品の数々を展示します。

西館(旧柳宗悦邸)※西館公開日のみご覧いただけます。

2階柳宗悦記念室

日本を代表する思想家で、日本民藝館の創設者である柳宗悦(1889–1961)。この「柳宗悦記念室」では宗悦の身辺の品や、アルバム写真、自筆原稿、出版物などの資料を展示して、その生涯を顕彰します。

1階柳兼子記念室

女性声楽家として活躍し、また夫・宗悦の仕事を物心両面にわたり支えた柳兼子(1892–1984)。かつて音楽室として使われていたこの記念室で、その生涯を顕彰します。

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