日本民藝館

展示

併設展

2013年4月2日(火)–6月2日(日)

特別展:アイヌ工芸—祈りの文様

本館1階

玄関回廊日本の民窯

当館が所蔵する民窯の優品約20点を展示紹介いたします。民窯とは民衆が使用した器を焼く窯のことで、官窯や藩窯に対する言葉でもあります。展示品は九州諸窯・瀬戸・丹波などの陶器で、主に江戸期以後に作られました。

第1室沖縄の御絵図と陶器

「御絵図(みえず)」は琉球王朝時代、貢納する絣を織らせるために作られた原寸大の図で、絣の幾何学的な模様が顔料で色鮮やかに描かれたものです。本展示室では、抱瓶(ダチビン)や嘉瓶(ユシビン)など独特の器体を持つ、19世紀の壺屋の上焼(施釉陶)を中心に、琉球陶器と御絵図の魅力を紹介します。

第2室東北の工芸

東北地方は、手仕事の宝庫だと柳宗悦は語っています。本展示室では、各地の民窯で作られた焼物をはじめ、女性の巧みな針仕事による刺子衣裳、藁や樹皮や竹などを材料とする編組品など、主として昭和時代に作られた東北地方の諸工芸の優品を紹介します。

第3室沖縄の染織

日本の南端に位置する沖縄は、亜熱帯に属し豊かな植生が特徴です。植物から取り出した繊維を衣類に用いるのは、特有の気候に合わせた工夫といえましょう。上布として知られる苧麻や、芭蕉、桐板等を中心に、絣や紅型など沖縄ならではの素材による染織の世界を紹介します。

本館2階

第1室朝鮮陶磁

当館の所蔵する朝鮮陶磁器の中より、粉青と呼ばれる朝鮮時代初期の白化粧を施した瓶や茶碗などの陶器、黒釉や飴釉で加飾された瓶や壺などの陶器、白磁や染付(青花)・鉄砂などで絵付された壺・瓶・鉢・水滴などの磁器、約50点の優品を紹介します。

第2室棟方志功と河井寛次郎
—1930年代

近代美術史上に大きな足跡を残した版画家・棟方志功(1903–1975)と陶芸家・河井寛次郎(1890–1966)。棟方は、当館が開館した1936 年に河井と出会い、自らの作風を確立します。河井もこの時期、簡素で力強い作品群を精力的に制作しました。1930年代の二人の作品を振り返ります。

第3室原始の造形

アメリカ先住民やアフリカ諸部族の工芸は、19–20世紀にかけて独自の造形を生み出しました。それらの多くは、自然に寄りそう暮らしや信仰・儀礼と深く関わり、原始の息吹を今に伝えています。併陳する縄文土器などと共に、その力強く豊な美をご覧下さい。

第4室台湾先住民族の工芸

柳宗悦の眼は台湾の先住民族へも向けられ、1943年には現地で工芸の調査蒐集を行い、「南方各地蕃布展」を開催しています。苧麻や木綿、羊毛等を用いた先住民の織物は、浮織の細かい模様や貝珠を織込む等、種族ごとに特徴があります。本展では衣装とともに、木竹工品や装身具なども紹介します。

西館(旧柳宗悦邸)※西館公開日のみご覧いただけます。

2階柳宗悦記念室

日本を代表する思想家で、日本民藝館の創設者である柳宗悦(1889–1936)。この「柳宗悦記念室」では宗悦の身辺の品や、アルバム写真、自筆原稿、出版物などの資料を展示して、その生涯を顕彰します。

1階柳兼子記念室

女性声楽家として活躍し、また夫・宗悦の仕事を物心両面にわたり支えた柳兼子(1892–1984)。かつて音楽室として使われていたこの記念室では使用していたピアノをはじめ、自筆楽譜、演奏会プログラム、ポスターなどの資料を随時展示し、その生涯を顕彰します。

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