日本民藝館

展示

併設展

2013年12月8日(日)–12月23日(月・祝)

特別展:平成25年度 日本民藝館展—新作工芸公募展—

本館1階

玄関回廊日本の陶磁器

全国各地に陶磁器の産地が生まれた江戸時代。当館所蔵の陶磁器の中から、民藝運動の中で見出された民窯(民衆の日用雑器を焼いた窯)の陶器をはじめ、九州・伊万里の色絵が施された磁器などを紹介します。

第1室日本民藝館展 準入選作展示室

特別展「平成25年度 日本民藝館展-新作工芸公募展-」において、準入選作に選ばれた各種の新作工芸品を、展示即売致します。

第2室日本民藝館展 準入選作展示室

特別展「平成25年度 日本民藝館展-新作工芸公募展-」において、準入選作に選ばれた各種の新作工芸品を、展示即売致します。

第3室柳家の食卓
—特別展「柳宗理の見てきたもの」より—

柳宗理遺贈品には、柳宗悦が蒐集した、富本憲吉や河井寛次郎、濱田庄司等の作品、さらに民窯の焼物が多数含まれていました。それらは宗悦一家が普段使いにしていた魅力ある食器です。嘗て柳家の食卓を彩った器たちを、当館所蔵品と共に展示紹介します。

本館2階

第1室朝鮮時代の磁器

日本民藝館所蔵の朝鮮陶磁器は約600点に及びますが、そのほとんどは柳宗悦が愛し、蒐集したものです。朝鮮陶磁の歴史をすべて網羅しているわけではありませんが、その独自の審美眼は、いまだに色あせず私たちにその魅力を伝え続けています。今回は、朝鮮時代の磁器を中心に紹介いたします。

第2室田島隆夫の地機織

田島隆夫(1926–1996)は埼玉県行田市で、地機(腰機)で千点にものぼる帯や着尺を織りました。どれも地元の農家で引いた素朴でふくらみのある絹糸を植物染料で染めた、縞や格子の単純な柄の織物です。糸の持ち味を十分に生かし、人機一体で織られた地機ならではの布の魅力をご堪能ください。

第3室日本の染織

江戸末から昭和初期まで日本各地で作られ、民間で使われた染と織の着物や布を展示します。それらは、丹波布、黄八丈、木綿や苧麻の絣、絹や木綿の縞・格子や藍絞り染など、暮らしに根づいた素朴な染織品です。柳宗悦は丹波布を「渋さの美、温かさの美、雅致の美が際立った布」と讃えました。

※2013年11月30日、内容を訂正いたしました

第4室神と仏の造形

江戸時代後期、全国を遊行し多くの作仏を為した木喰明満。第4室では、木喰仏のほか、名もない人々が刻み民間で祀られた神仏像や奉納面を中心に、社寺に伝来した什器や法具を併せ、神仏にまつわる造形約50点を展観します。

西館(旧柳宗悦邸)※西館公開日のみご覧いただけます。

2階柳宗悦記念室

日本を代表する思想家で、日本民藝館の創設者である柳宗悦(1889-1961)。この「柳宗悦記念室」では宗悦の身辺の品や、アルバム写真、自筆原稿、出版物などの資料を展示して、その生涯を顕彰します。

1階柳兼子記念室

女性声楽家として活躍し、また夫・宗悦の仕事を物心両面にわたり支えた柳兼子(1892–1984)。かつて音楽室として使われていたこの記念室では使用していたピアノをはじめ、自筆楽譜、演奏会プログラム、ポスターなどの資料を随時展示し、その生涯を顕彰します。

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