日本民藝館

展示

併設展

2019年12月14日(土)–12月25日(水)

特別展:2019年度 日本民藝館展 -新作工藝公募展-

本館1階

玄関回廊古丹波の精華

800年以上にわたる長い伝統の中で培われてきた多彩な陶技と、炎が生み出した自然釉(灰被―はいかづき)の美しさが丹波焼の特徴です。この空間では、中世期の自然釉の壺をはじめ、赤土部・流釉・線彫・白掛などの技法を用いた、江戸時代以降の壺や徳利・皿などを紹介します。

第1室日本民藝館展 準入選作展示室

特別展「2019年度 日本民藝館展—新作工藝公募展—」において、準入選作に選ばれた各種の新作工芸品を、展示即売致します。

第2室日本民藝館展 準入選作展示室

特別展「2019年度 日本民藝館展—新作工藝公募展—」において、準入選作に選ばれた各種の新作工芸品を、展示即売致します。

第3室日本と中国の磁器

当館所蔵の日本の磁器には、無垢な美しさが溢れる初期伊万里や簡素な絵付による古九谷様式の色絵類があり、いっぽう中国の磁器としては明時代末期に景徳鎮窯で作られた古染付と天啓赤絵などがあります。ここでは両国で生まれた磁器の優品を展観します。

本館2階

第1室朝鮮半島の工芸 —鳥獣表現

朝鮮半島では、富貴や寿福を意味する吉祥文様として、鳥・魚などの身近な動物から、龍などの架空の動物まで、工芸品や絵馬のモチーフとして魅力的に表されています。本展示では、朝鮮時代(1392–1910)を中心に鳥獣表現の工芸と絵画を紹介します。

第2室河井寛次郎と濱田庄司

民芸運動の中心的役割を果たした陶芸家の河井寛次郎(1890–1966)と濱田庄司(1894–1978)。二人は数多の工芸品を制作に生かしましたが、古丹波焼もその一つに挙げられます。本展示では流釉や筒描など、丹波焼の主要な技法を用いた二人の作品を中心にご覧いただきます。

第3室日本の染織

当館には、江戸時代から昭和初期まで日本各地で作られ、民間で使われた着物や布が多く収蔵されています。本展示では、筒状の袋に入れた防染糊を絞り出しながら線を引く「筒描」という染色技法で、琵琶湖周辺の名所・近江八景を描いた「筒描近江八景図幕屏風」を中心に、日本の染織を紹介します。

第4室漆工芸 —朱漆と絵漆

黒漆を塗った上に朱漆を塗り重ねた根来塗をはじめとする、朱漆で彩られた中世から近世にかけての漆工芸を紹介します。朱漆は、秀衡椀や浄法寺塗などで漆器に文様を描く際にも主色とされ、のびのびとした線描が魅力となっています。

西館(旧柳宗悦邸)※西館公開日のみご覧いただけます。

2階柳宗悦記念室

日本を代表する思想家で、日本民藝館の創設者である柳宗悦(1889–1961)。この「柳宗悦記念室」では宗悦の身辺の品や、アルバム写真、自筆原稿、出版物などの資料を展示して、その生涯を顕彰します。

1階柳兼子記念室

女性声楽家として活躍し、また夫・宗悦の仕事を物心両面にわたり支えた柳兼子(1892–1984)。かつて音楽室として使われていたこの記念室では使用していたピアノをはじめ、自筆楽譜、演奏会プログラム、ポスターなどの資料を随時展示し、その生涯を顕彰します。

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