併設展 2021年12月11日(土)-24日(金) 特別展:2021年度 日本民藝館展—新作工藝公募展— 本館1階 玄関回廊棟方志功と東北の民藝 棟方志功の生命感みなぎる書を中心に、南部地方(岩手)で作られた漆絵の瓶子や盆や椀、金箔を施した秀衡椀や片口などの漆器、そして三春(福島)や堤(宮城)、相良(山形)などで作られた古人形を紹介します。それらが宿す、たおやかで健康的な美をご堪能下さい。 三春人形 高砂江戸時代 19世紀前半 14.1×9.6cm 第1室日本民藝館展 準入選作展示室 特別展「2021年度 日本民藝館展—新作工藝公募展—」において、準入選作に選ばれた各種の新作工芸品を、展示即売致します。 平成21年度 日本民藝館展 準入選作展示風景 第2室日本民藝館展 準入選作展示室 特別展「2021年度 日本民藝館展—新作工藝公募展—」において、準入選作に選ばれた各種の新作工芸品を、展示即売致します。 平成21年度 日本民藝館展 準入選作展示風景 第3室愛知・岐阜の焼物 陶磁器一般の通称のひとつに「せともの」が挙げられるほど、日本を代表する窯業地である愛知県瀬戸。同じく愛知県知多半島周辺の古窯・常滑、岐阜県南東部・東濃地方で栄えた美濃。瀬戸を中心として、愛知・岐阜両県の窯の焼物を交えて展示します。 鉄絵唐草文徳利瀬戸 江戸時代 19世紀 31.7×19.8cm 本館2階 第1室胸肩井戸むなかたいどと朝鮮陶磁器 当館は棟方志功が愛蔵した朝鮮時代の焼物を近年数多く受贈しました。それは自身が「胸肩」と銘を付けた井戸他の茶碗類や、見事な筆致の「鉄砂龍文壺」、豊な姿形を見せる「白磁壺」などの優れた品々です。棟方旧蔵品を軸に多彩な朝鮮陶磁の魅力を紹介します。 井戸茶碗 銘「胸肩」 朝鮮時代〈朝鮮半島〉 16世紀 8.2×15.6cm 第2室海東硯かいとうけん 柳は朝鮮半島で生れた石硯にも美を見届け、それを「海東硯」と総称して多くの優品を蒐めました。中国の端渓(たんけい)や歙州(きゅうじゅう)のみを諒とする古例に反し、この分野でも新たな見方を提示したのです。本室では海東硯を中心に中国や日本の陶硯等も併せ、その造形美に迫ります。 葉文海東硯朝鮮時代〈朝鮮半島〉19世紀 1.8×8.8×17.8㎝ 第3室日本の染織 江戸時代後期から昭和初期まで日本各地で作られた染織を、民間で使われた着物や布を中心に展示します。それらは、丹波布、黄八丈、木綿や苧麻の絣、絹や木綿の縞・格子や藍絞り染など、暮らしに根づいた素朴な染織品です。柳宗悦は丹波布を「渋さの美、温かさの美、雅致の美が際立った布」と讃えています。 丹波布夜具地(部分)江戸~明治時代 19世紀 第4室自在掛と湯釜 自在鉤は、囲炉裏や竈の上の梁などから下げ、湯釜や鍋、鉄瓶などを掛けるための鉤。掛けたものの高さを変えるために付属する横木には、火伏の意を込めた魚のほか、熨斗などの縁起物といったさまざまな意匠が見られます。自在鉤とその周辺の工芸を特集します。 自在掛 恵比須江戸時代 19世紀 51.4×38.6cm 西館(旧柳宗悦邸)※西館公開日のみご覧いただけます。 2階柳宗悦記念室 日本を代表する思想家で、日本民藝館の創設者である柳宗悦(1889–1961)。この「柳宗悦記念室」では宗悦の身辺の品や、アルバム写真、自筆原稿、出版物などの資料を展示して、その生涯を顕彰します。 1階柳兼子記念室 女性声楽家として活躍し、また夫・宗悦の仕事を物心両面にわたり支えた柳兼子(1892–1984)。かつて音楽室として使われていたこの記念室では使用していたピアノをはじめ、自筆楽譜、演奏会プログラム、ポスターなどの資料を随時展示し、その生涯を顕彰します。 開館日カレンダー