併設展 2023年1月13日(金)-4月2日(日) 特別展:生誕100年 柚木沙弥郎展 本館1階 玄関回廊・特別展生誕100年柚木沙弥郎展 型染布「2016」(部分)柚木沙弥郎 2016年 第1室九州・沖縄の陶器 九州の陶器は朝鮮の陶器からの影響を受け、16世紀以降、諸窯で大いに発展を遂げました。沖縄では、薩摩などから導入された技法と沖縄の風土が融合した独自の陶器が、壺屋を中心に生産されるようになります。九州と沖縄の陶器を交えて展示します。 緑釉嘉瓶壺屋 琉球王国時代 19世紀 36.3×17.3cm 第2室革工芸 ※展示期間:2月1日–4月2日(1月31日まで閉室) 意匠化された家紋や屋号が背や襟にあしらわれた革羽織は、江戸町火消の組頭や職人の棟梁らの装束として着用されました。鹿革に型紙で防染し、松葉や藁を燻して染められています。本室では、当館蔵品より革羽織をはじめ喫煙具など革工芸を中心に紹介します。 茶地中字紋革羽織江戸時代 19世紀頃 丈100.5cm 第3室・特別展生誕100年柚木沙弥郎展 型染山羊文暖簾(部分)柚木沙弥郎 麻 1970年代 本館2階 第1室朝鮮の茶碗 当館の約600点にも上る朝鮮陶磁器の蒐集には、茶碗が70点程含まれています。初期茶人の頃より高く評される井戸を筆頭として、刷毛目、三島、熊川(こもがい)など、一言に茶碗と言えどその姿は様々で、いまなお私たちの眼を楽しませてくれます。 大井戸茶碗 銘「山伏」朝鮮時代 16世紀 10.3×16.1cm 第2室民藝運動と益子 バーナード・リーチとイギリスで作陶した濱田庄司。帰国後の拠点には、半農半陶で実用品を量産した産地・栃木県の益子を選びます。本室では、伝統的な益子産陶器、濱田を嚆矢に益子を拠点とした作家の作品、リーチが益子で作陶した作品などを展示します。 山水土瓶益子 皆川マス絵付 1940年頃 17.0×22.5cm 第3室・特別展生誕100年柚木沙弥郎展 型染むら雲三彩文着物(部分)柚木沙弥郎 紬 1967年 第4室春を祝う工芸―遊戯具・人形を中心に カルタ、羽子板、鞠遊びや雛遊びなど、日本の遊びの多くは季節の節目の行事でもあり、地方性に富むそれらの遊戯具を、柳宗悦は優れた工芸の一つに数えています。春を祝う正月と桃の節句にちなんだ工芸品を中心に、正月飾りも交えて展示します。 鶴亀文手毬沖縄 1925-35年頃 径14.5cm 西館(旧柳宗悦邸)※西館公開日のみご覧いただけます。 2階柳宗悦記念室 日本を代表する思想家で、日本民藝館の創設者である柳宗悦(1889–1961)。この「柳宗悦記念室」では宗悦の身辺の品や、アルバム写真、自筆原稿、出版物などの資料を展示して、その生涯を顕彰します。 1階柳兼子記念室 女性声楽家として活躍し、また夫・宗悦の仕事を物心両面にわたり支えた柳兼子(1892–1984)。かつて音楽室として使われていたこの記念室で、その生涯を顕彰します。併せて、柳宗悦の生涯や当館の歴史を紹介する「日本民藝館物語」を上映します。 開館日カレンダー