日本民藝館

展示

併設展

2025年8月2日(土)―9月15日(月・祝)

特別展:所蔵作品一挙公開 棟方志功展Ⅱ 敬愛のしるし

本館1階

玄関回廊・特別展所蔵作品一挙公開
棟方志功展Ⅱ 敬愛のしるし

第1室日本の陶磁器

当館が所蔵する陶磁器は新旧併せ約3,800点を越えます。時代や産地、用途などにこだわらず、美しいものであることを前提に蒐集してきました。本室では九州の諸窯、瀬戸(愛知)、丹波(兵庫)、壺屋(沖縄)など日本各地の陶磁器、約50点を展示します。

第2室東北地方の工芸

気候が厳しく、文化的な中心地から距離が離れた東北地方では、古くからの習慣や技術を守り、豊かな自然の恩恵を生かすことによって、東北固有の手仕事が育まれてきました。青森、岩手、秋田、宮城、山形、福島の六県に及ぶ東北地方の工芸品を紹介します。

第3室濱田庄司の仕事

柳宗悦とともに棟方の才能を見出し、物心両面で支えた陶芸家の濱田庄司(1894-1978)は、栃木県益子を拠点に、沖縄や英国、朝鮮などの工芸に宿る美を糧にしながら、作陶に励みました。棟方旧蔵の作品を併せ、健やかで大らかな濱田作品を紹介します。

本館2階

第1室胸肩井戸むなかたいどと朝鮮陶磁器

当館は棟方志功が愛蔵した朝鮮時代の焼物を近年数多く受贈しました。それは自身が「胸肩」と銘を付けた井戸他の茶碗類や、見事な筆致の「鉄砂龍文壺」、豊な姿形を見せる「白磁壺」などの優れた品々です。棟方旧蔵品を軸に多彩な朝鮮陶磁の魅力を紹介します。

第2室河井寬次郎の仕事

棟方を導き励まし続けた心の師・陶芸家の河井寛次郎(1890-1966)は、多くの言葉を残した詩人でもありました。本室では、河井が自らの言葉や詩を筒描で施した陶板を交え、河井が得意とした彩り豊かな釉薬の世界を紹介します。

第3室・特別展棟方志功の十二ケ月

棟方は、茶掛として発表した「茶韻十二ケ月板画柵」(1956年)と、花札の図様から着想した「柳緑花紅頌」(1955年)の両作品で、十二ケ月それぞれの月を板画に表しています。棟方にしか生み出しえない、十二ケ月の表現をお楽しみください。

第4室・特別展心偈頌

「心偈(こころうた)」は、柳宗悦が自身の心境を述べた短句です。棟方は柳が病床に臥せったことをきっかけに、濱田庄司の提案によって心偈を板画にしました。柳と棟方の交流の賜物である「心偈頌」(1957年)を中心に展示します。

西館(旧柳宗悦邸)※西館公開日のみご覧いただけます。

1階柳兼子記念室

女性声楽家として活躍し、また夫・宗悦の仕事を物心両面にわたり支えた柳兼子(1892–1984)。かつて音楽室として使われていたこの記念室で、その生涯を顕彰します。

HOME展示併設展

TOPへ