日本民藝館展について 日本民藝館展について 日本民藝館で年に一度開かれる「日本民藝館展」。伝統的な技術を継承して作られている手仕事の品と、民藝の美を指針とする個人作家の品を全国から公募し、暮らしに役立つ工芸品の発展をはかるのが目的です。出品基準は「用に即し、繰り返しつくり得る製品」。陶磁・染織をはじめ、木漆工・竹工などあるゆる分野の工芸品を、入選・準入選・落選に決定し、優秀作には「日本民藝館賞」などの賞が贈られます。 会期中は、入選作は予約販売(展示のため)、準入選作は展示即売され、誰でも買い求めることができます。 日本民藝館では、開館当初から新作工芸品の展覧会が開催されてきましたが、現在の形式になったのは1953年から。1959年には名称が現在と同じ「日本民藝館展」になり、現在に続いています。毎年、200人以上の作り手から2000点余りの応募があり、作り手にとっては仕事の質や方向性を確認する場として、使い手にとっては暮しに役立つ美しい品との出会いの場として喜ばれています。 本年度の日本民藝館展 出品ご希望の方 昭和47年度日本民藝館展 会場風景(1972年) 入選作品展示室 準入選作品展示室 日本民藝館展 歴代の出品作 鉄釉流丸文鉢昭和33年個人賞岡山・武内晴二郎日本民藝館蔵 絞手描花蝶文紬着物(部分)昭和40年頃古澤万千子日本民藝館蔵 格子文芭蕉布(部分)昭和41年奨励賞沖縄・平良敏子日本民藝館蔵 黒釉角火鉢昭和43年日本民藝館賞鹿児島・田中政幸(苗代川焼)日本民藝館蔵 荷背負蓑昭和46年日本民藝館賞山形・設楽盛造日本民藝館蔵 竹篭(きのこ入れ)昭和46年入選日本民藝館蔵 打刷毛櫛描蓋付大壺昭和62年入選大分・小鹿田大阪日本民芸館蔵 絹格子着尺(部分)平成8年日本民藝館賞群馬・伊田郁子大阪日本民芸館蔵 絞染着物(部分)平成10年日本民藝館賞大阪・岸野頼子大阪日本民芸館蔵 卵殻張銘々皿平成18年日本民藝協会賞岩手・光原社工房