特別展 洋風画と泥絵 異国文化から生れた「工芸的絵画」 2020年3月31日(火)–6月14日(日)会期変更 2020年6月9日(火)–9月6日(日) 江戸時代、長崎港を通じてオランダや中国から舶来した「異国」の文化は、日本の絵画や工芸にも新しい表現を引き起こしました。異国的風物を主題に描いた絵画、ガラス絵や長崎版画、のぞき眼鏡で凸レンズから覗き見る眼鏡絵、大名屋敷や名所の風景を描いた東都江戸の土産絵・江戸泥絵などに、西洋の絵画技法の 影響下に描かれた洋風表現が見い出せます。遠近法や陰影法は、本来は事物を見たままに写しとるためのものでしたが、西洋の画家から直接学ぶことのなかった日本では独特の描写が生まれ、さらに土産絵などとして民間に広まることで簡略化し、写生画とは異なった魅力を持つ「洋風画」や「泥絵」に変容していきます。本展では、当館創設者・柳宗悦(1889~1961)が「工芸的絵画」と呼び民画として位置付けた、江戸時代後期の洋風画と泥絵を中心に、館蔵品から紹介します。江戸時代の人々が身近に触れた「異国」の文化をご高覧いただければ幸いです。 併設展示 関連企画 開館日カレンダー 展覧会案内PDFダウンロード 主な展示品 【休止】記念講演会 のぞき眼鏡と眼鏡絵が日本美術に与えた影響探求 -庶民の洋風画体験- 新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、下記のとおり開催予定の記念講演会を休止させていただくことになりましたので、ご理解賜わりますようお願い申し上げます。 注:別日程での開催が可能となった場合には、改めてお知らせいたします。 講師 岡 泰正(神戸市立小磯記念美術館 神戸ゆかりの美術館 館長) 日時 2020年5月23日(土)18:00–19:30 会場 日本民藝館大展示室 参加費 300円(別途入館料が必要です) 定員 100名(要予約) 問合先 日本民藝館 〒153-0041 東京都目黒区駒場4丁目3番33号 TEL 03-3467-4527(臨時休館中は電話が繋がらないことがございます) 展覧会情報 休館日 月曜日(祝日の場合は開館し、翌日休館) 入館料 一般 大高生 中小生 1,100円 600円 200円 ※ご招待券をお持ちの場合は、本展会期中に限りご利用いただけます 開館時間 10:00–17:00(入館は16:30まで) 展示室 本館大展示室 他 次回開催 アイヌの美しき手仕事 2020年9月15日(火)–11月23日(月・祝) 展示詳細