特別展 美の標準 —柳宗悦の眼による創作2022年1月10日(月・祝)–3月20日(日)柳宗悦が蒐めた当館所蔵品は、時代や産地、用途などが異なりながら同一の美しさで通底しています。柳はその美を「不二美」「美醜なき美」などと呼び、「美の標準」として広く真価を問いました。今展では同じ美の源泉から多種多様な姿で顕(あらわ)れた「美の標準」を展観します。それらは初期の茶人達が見立てた井戸茶碗と同様、柳の眼による創作といい得るでしょう。併設展示関連企画開館日カレンダー展覧会案内PDFダウンロード主な展示品 伊勢参詣曼荼羅(二幅の内「内宮」)室町―桃山時代 16世紀 高152.0cm小田原文化財団蔵 奉納面室町時代 15世紀 高27.3cm 大井戸茶碗 銘「山伏」朝鮮時代 16世紀 径16.1cm 赤彩土器弥生時代後期 2-3世紀 径39.5cm 茜絞染三蓋菱紋旗指物(部分)桃山時代 16世紀 漆絵柏文瓶子室町時代 16世紀 高30.0cm スリップウェア角皿英国 18世紀後半ー19世紀前半 幅46.3cm 石獅子第二尚氏時代 17-18世紀 高79.0cm 神楽面「ウズメ」室町―江戸時代 高18.2cm個人蔵記念講演会 オンライン講演会「柳宗悦の美の宗教―『美の法門』への道」[本講演会はオンライン開催です]『美の法門』(一九四九年)は柳宗悦の民藝の宗教的な到達点であるといわれる。しかし、その「美の法門(宗教)」は、一体どのようなものであるかは、テキストからだけでは容易に理解しにくい。本講演は、宗教哲学者としてデビューした柳宗悦の二十歳代の著作から晩年の思索までを追うことによって、その「美の法門(宗教)」の構成と具体的展開をつぶさに探ろうとするものである。講師松井 健(東京大学名誉教授)日時2022年3月5日(土)18:30-20:00開催方法Zoomウェビナーにてライブ配信(オンラインのみ)参加費1,000円問合先日本民藝館 〒153-0041 東京都目黒区駒場4丁目3番33号 TEL 03-3467-4527(10:00~17:00)展覧会情報開館時間・休館日10:00–17:00(最終入館は16:30まで) 毎週月曜日休館開館日カレンダー入館料一般大高生中小生1,200円(1,000円)700円(600円)200円(150円)展示室本館大展示室 他次回開催 仏教絵画 浄土信仰の絵画と柳宗悦2022年3月31日(木)―6月12日(日) 展示詳細