日本民藝館

展示

併設展

2019年6月25日(火)–9月1日(日)

特別展:食の器

本館1階

玄関回廊饗応と晴(ハレ)の器

日常生活の食器を褻(ケ)の器とすれば、儀礼や年中行事など、非日常の場で用いられる食器が晴(ハレ)の器です。本展示では、神前に酒を供えるための容器や、螺鈿や蒔絵で華やかに装飾された漆器、宴で使用されるような大皿などを展示します。

第1室諸国の土瓶

食の器としての土瓶は、土地に根ざした手法や材料を駆使して諸国の窯場で生産されてきました。用途に忠実に作られた無作為の造形は、健やかで生き生きした姿を今日に伝えています。本室では土瓶を中心に、急須・片口・雲助などの注器も併せて展示します。

第2室欧米の食の器

民藝運動の担い手や作り手に大きな影響をおよぼした英国の古陶スリップウェアは、主にパイ皿やポゼットを呑む酒杯として作られました。ここではスリップウェアなどの食の器と共に、飾り皿として製作された欧州の焼物も併陳し、その多彩な作行を紹介します。

第3室晴(ハレ) の染織
—庄内被衣を中心に

庄内被衣(かつぎ)は、冠婚葬祭の際に女性が頭からかぶって用いた衣裳で、麻地に型染や筒描で紋様が描かれているものが多く見られます。本室では、当館所蔵の代表的な染織品のひとつである庄内被衣を中心に、婚礼の夜具地や吉祥紋様の作品などを併せ紹介します。

本館2階

第1室朝鮮時代の食の器

すべての造形は「用」に発しますが、食は生活の基本であり、食の器は造形の原点ともいえます。本室では朝鮮半島の食生活を彩ってきた、主に朝鮮時代(1392–1910)に作られた陶磁器や木工品、金工品などを展示し、そこに表れた民族固有の造形美を紹介します。

第2室朝鮮の膳

膳は食器や食物を載せる台のこと。大きさも手頃で持ち運びし易いことから、床座の生活をしていた朝鮮半島では特に発達しました。羅州、海州、統営など地方ごとにその形態は多様で、浅川巧著『朝鮮の膳』(1929年)には、その特徴と魅力が見事に描かれています。

第3室茶の湯と懐石の器

わび茶を形成した茶人たちに深い敬愛を寄せていた柳宗悦。本展示では、柳コレクションの中から、江戸時代の茶人や近代数寄者たちが好んで使用してきたような器を中心に展示し、茶の湯の美意識を柳がどのように捉えていたか、改めて振り返ります。

第4室菓子型・菓子箱

和菓子の文化は江戸時代中期以降、民間での砂糖の普及とともに発展を遂げました。本室では植物や吉祥などの文様が刻まれた菓子型と、漆絵・螺鈿・卵殻貼といった技法で華やかに装飾された菓子箱を中心に、菓子にまつわる工芸を展示します。

西館(旧柳宗悦邸)※西館公開日のみご覧いただけます。

2階柳宗悦記念室

日本を代表する思想家で、日本民藝館の創設者である柳宗悦(1889–1961)。この「柳宗悦記念室」では宗悦の身辺の品や、アルバム写真、自筆原稿、出版物などの資料を展示して、その生涯を顕彰します。

1階柳兼子記念室

女性声楽家として活躍し、また夫・宗悦の仕事を物心両面にわたり支えた柳兼子(1892–1984)。かつて音楽室として使われていたこの記念室では使用していたピアノをはじめ、自筆楽譜、演奏会プログラム、ポスターなどの資料を随時展示し、その生涯を顕彰します。

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