併設展 2020年6月9日(火)~9月6日(日) 特別展:洋風画と泥絵 異国文化から生れた「工芸的絵画」 本館1階 玄関回廊棟方志功 師との交感 棟方志功が生涯にわたり、かけがえのない師と仰いだ柳宗悦と河井寬次郎、濱田庄司。ここでは、「不生」「華厳」など棟方の書の代表作を中心に、河井や濱田の陶器作品などを展示し、彼らの心の響き合いを感じて頂ければ幸いです。 ※会期中、一部展示替えをします。 書「不生」棟方志功1958年 206.0×82.5cm 第1室棟方志功 師との交感 棟方志功が師と仰ぎ、また創作の道の同志として敬愛した河井寬次郎(1890-1966)。本室では、河井を讃えて創作した「鐘渓頌」や、棟方の代表作である「大蔵経板画柵」などを中心に、河井の陶器作品も併せて紹介します。 辰砂地抜絵花文鉢 河井寬次郎京都・鐘渓窯 1941年頃高6.6×径21.0cm 第2室棟方志功 師との交感 棟方志功が師と仰ぎ、また父とも慕った濱田庄司(1894-1978)。本室では、濱田と柳との出会いのきっかけとなった「大和し美し」や、棟方の代表作である「東北経鬼門譜」などを中心に、濱田の陶器作品も併せて紹介します。 塩釉押文注瓶 濱田庄司 益子20世紀高22.3×横15.8cm 第3室棟方志功 師との交感 棟方志功が終生にわたり師と仰いだ柳宗悦(1889-1961)。本室では、病床にいた柳を励まそうと棟方が届けた版画「心偈頌」(心偈とは柳が創作した短い詞)を中心に、棟方の代表作である「二菩薩釈迦十大弟子」などを紹介します。 心偈頌 「今日空晴レヌ」詞・柳宗悦/板・棟方志功 1957年20.5×14.5cm 本館2階 第1室朝鮮の焼物 当館が誇る朝鮮工芸のコレクション。その中核は、5世紀頃から19世紀後半までの600点にも及ぶ焼物の数々です。清楚な白磁や品格のある粉青沙器(白化粧土を施した焼物、三島手とも)など、朝鮮半島の焼物の優品を展覧し、改めてその美に注目します。 染付花鳥文壺朝鮮時代 18世紀後半46.5×34.2cm 第2室日本の焼物 当館が所蔵する日本の焼物は新旧併せ約3,800点を越えます。時代や産地、用途などにこだわらず、美しいものであることを前提に蒐集してきました。本室では九州や東北の諸窯、瀬戸(愛知)、丹波(兵庫)、壺屋(沖縄)など日本各地の陶磁器、約80点を展示します。 鉄絵葦文壺 唐津 市ノ瀬高麗神窯桃山~江戸時代 17世紀14.2×20.5cm 第3室洋風画と泥絵 異国文化から生れた「工芸的絵画」 長崎ガラス 色替唐草文六角三段重江戸時代中期 18世紀21.7×12.4㎝ 第4室新受贈品を中心に 漆芸家・田中敏雄氏より寄贈を受けた日本、朝鮮、中国の工芸品を中心に展示します。受贈品には柳が「紋様大に美しい。筆の跡自在である。どうしてこんな味いのものが今出来にくいのであるか」(『工藝』第102号)と讃えた、山村耕花旧蔵の漆絵樹葉文椀などもあります。 漆絵樹葉文椀 東北地方室町~江戸時代 16~17世紀径14㎝ (『工藝』第102号挿絵より) 西館(旧柳宗悦邸)※西館公開日のみご覧いただけます。 2階 公開を中止しています 1階 公開を中止しています 開館日カレンダー