日本民藝館

展示

併設展

2020年9月15日(火)–11月23日(月・祝)

特別展:アイヌの美しき手仕事

本館1階

玄関回廊アイヌの美しき手仕事

ガラス玉を中心とした首飾りや、アイヌ文様が彫られた木製の盆(イタ)、オヒョウ地の衣裳など、細部にまで豊かな想像力や深い精神性の宿るアイヌ民族の多彩な仕事を紹介します。

第1室灯火器

灯りの歴史は火の利用とともに始まりますが、燃料に油や蝋燭が使われるようになると、さまざまに工夫を凝らした灯火器が生まれ、近代に電気が普及するまで、生活に欠かせない工芸品として役立ちました。灯火器を中心とした火にまつわる工芸品を紹介します。

第2室陶画

平滑な紙などに墨や絵具で描く絵画と異なり、陶磁器への絵付は描きにくい上、焼成にも左右されます。陶工たちはこれらの制約の中で、材料の性質や筆の自然な運びを生かした魅力ある画境を生み出しました。筆による絵付を中心とした「陶画」を集めて展示します。

第3室台湾原住民の手仕事

「アイヌ工藝文化展」の2年後、1943年に柳は台湾で工芸調査を行いました。そして自然との深い繋がりや敬虔な祈りから生まれた台湾原住民の手仕事に、アイヌと同質のものを感受したのです。柳が絶賛した原始的な織り機で織られた織物などを中心に紹介します。

本館2階

第1室朝鮮時代の
白磁・染付・辰砂・鉄砂

日本民藝館は朝鮮時代に作られた白磁、染付、辰砂、鉄砂の器を約350 点所蔵しています。本室では、柳宗悦を工芸の世界に誘う切っ掛けを作った「染付秋草文面取壺」や、確かな筆致による「染付鉄砂葡萄栗鼠文壺」、「辰砂虎鵲文壺」等、磁器の優品を多数展示します。

第2室箱・函・筥・匣

ものを収める容器としての箱(函・筥・匣)は、古来より親しい工芸品として私達の身辺から離れることはありませんでした。ここでは日本と朝鮮半島に伝わってきた古作と、個人作家による作品を中心に、木工、陶磁、金工、石工、革工などの箱を紹介します。

第3室芹沢銈介の仕事

柳宗悦の主唱した民藝運動に染色家として参加した芹沢銈介(1895-1984)。紅型と和染の伝統に学び、図案・型彫り・染めまでを一貫して行う型絵染の技法を生み出しました。国の内外で高い評価を得ている、明るい色調と明快な文様の作品の数々を紹介します。

第4室仏教版画

仏教を人々に流布するために作られた仏教版画には、阿弥陀如来や不動明王、青面金剛、十三仏などの仏の御影や、牛玉宝印と呼ばれる護符の文字など、信仰から生まれた図像が顕れています。仏教版画を中心に、版木や仏具を交えて展示紹介します。

西館(旧柳宗悦邸)※西館公開日のみご覧いただけます。

2階

公開を中止しています

1階

公開を中止しています

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