特別展 仏教絵画 浄土信仰の絵画と柳宗悦 2022年3月31日(木)―6月12日(日) 美学者としても知られる柳宗悦は、造形物に美が宿る原理を仏教思想に求めました。特に浄土思想は柳の思想形成に大きな影響を及ぼし、晩年の1955年には柳著作の最高傑作とも評される『南無阿弥陀仏』を上梓しています。本展は、これまでまとめて紹介されることがなかった、柳が蒐集した中世の仏教絵画をご覧いただく、貴重な機会となります。 『日本民藝館所蔵 仏教絵画』 付・柳宗悦「種子阿弥陀三尊来迎繍画の入手の由来」 著者:日本民藝館学芸部、柳宗悦〔B5判64頁・税込1,000円・2022年3月31日刊行〕 柳宗悦の新出の原稿を書籍化いたしました。この原稿は未完成ではありますが、亡くなる前年の1960年に、当館が所蔵する繍仏「種子阿弥陀三尊図」について記した、『柳宗悦全集』(全22巻、筑摩書房、1980-92年)未掲載の論考です。 柳宗悦蒐集による館蔵の仏教絵画20点ほどを収録した図集とあわせ、1冊の本として刊行いたします。 日本民藝館ミュージアムショップまたはオンラインショップでお買い求め頂けます 併設展示 開館日カレンダー 展覧会案内PDFダウンロード 主な展示品 阿弥陀三尊来迎図絹本着色 鎌倉~南北朝時代 14世紀 88.7×40.2cm 六字名号伝一遍筆 紙本墨書 鎌倉~南北朝時代 14世紀32.6×8.8cm 春日鹿曼荼羅図伝住吉慶恩筆 絹本着色 鎌倉~南北朝時代 14世紀 108.7×38.3cm 柳宗悦著『南無阿弥陀仏』(特装本)1955年 装幀・鈴木繁男 阿弥陀如来像伝張思恭筆 絹本着色 中国・南宋~元時代 13世紀94.5×40.5cm 種子阿弥陀三尊図(部分)絹地刺繍 鎌倉~南北朝時代 14世紀 94.5×34.6㎝ 展覧会情報 開館時間・休館日 10:00–17:00(最終入館は16:30まで) 毎週月曜日休館 開館日カレンダー 入館料 一般 大高生 中小生 1,200円(1,000円) 700円(600円) 200円(150円) 展示室 本館大展示室 他 次回開催 復帰50年記念 沖縄の美 2022年6月23日(木)―8月21日(日) 展示詳細